どうも、あべにうむです。
先日、労働基準監督署へ行き
精神疾患による手続きの方法を
確認してきました。
仕事で、うつ病などの精神疾患になった方は
かんたんに載せておりますので、参考にしてください。
- 前準備
- 手続き用資料の受け取り方法
- 手続き用資料の提出方法
- 労災が認定されるまでのフロー
※2018/7/18時点、
現在進行形のため詳細はご容赦ください。
1.前準備
労働基準監督署で、確認される場合があるので
以下のものを念のため準備しておきましょう。
・医師からの診断書(コピーで良いです)
・かかった病院名・薬局名の控え
(複数の病院にかかった場合、全て)
・メモ用紙とペン
(忘れた場合、労基署で借りれば良いです)
2.手続き用資料の受け取り方法
まず、最寄りの「労働基準監督署」へ行きます。
窓口で、労災を申請したいので方法を教えてほしい旨
伝えましょう。
担当者がくるので、詳しく話を聞かれます。
いつから、どのような状況で、
いつ、どのような症状になったのかを
伝えてください。
<例>
要望:労災の申請をしたい。
状況:去年の10月から、今年4月迄にわたり、
1ヶ月の時間外労働が120時間を超えて働き、
上司からの執拗なパワハラを受け続けて
今年の4月に、うつ病と診断された。
詳細な部分を聞かれますが、
答えられる範囲内での受け答えで構いません。
私の場合、会社名を伏せました。
労災認定までの説明を受けますが
中にはイラッとする事を言われることがありますが
適当に流しておいてください。
あと、病気で休業する方は、
傷病手当の申請書ももらっておきましょう。
※欠勤状態の人のみです。
有給休暇で処理している人は
給与が支給されていますので
申請は出来ません。
3.手続き用資料の提出方法
内容によって提出先が違いますので
注意が必要です。
以下の2つは、簡単です。
・同意書(1ページ)
・申立書(5ページ)
この2枚は、自分で書いて
自分で労働基準監督署へ提出します。
難しい内容は一切ありません。
以下の資料は、少し難関です。
・様式第5号:療養補償給付たる療養の給付請求書
・様式第6号:療養補償給付たる療養の給付を受ける指定病院など(変更)届
まず5号と6号の内容について説明します。
いずれも「労災認定病院」である必要があります。
認定病院で無い場合は、様式が異なります。
5号は、初回かかった病院と薬局に提出。
6号は、現在かかっている病院と薬局に提出。
それぞれ、病院と薬局に提出するので
2枚ずつ必要です。
病院から薬をもらう場合は、
病院への提出のみで問題ありません。
問題なのが、提出する前に
会社に記入してもらう欄が存在していることです。
これのせいで、一度会社へ行く必要があります。
また、その日に資料を記入してもらえなかった場合は
取りにいかなければならないので、
この資料のために最大2回は会社へ行かなければなりません。
「労災申請する=会社と争う」
ようなイメージがあるので、少しハードルが高いですが
何もしなければ何も始まりませんので
とりあえず自分で書ける分を書いて、
会社側に、資料を書いてほしい旨連絡をしておけば
おそらく、さほど時間がかからずに終わると思われます。
ゴネられたら要交渉です。
(むしろ示談されたほうが、自分有利進むとは思いますが)
労災が認定されるまでのフロー
画像が貼りづらいので
厚生労働省のリンクを貼っておきます。
「別表1)業務による心理的負荷評価表」の
総合判断が「強」判定にならないと認定されません。
また、仕事以外で精神的な負荷になることがほとんど無いことが条件にあたります。
私の場合、「労災認定事例①」がほぼ当てはまります。
加えてパワハラが行われていたので、まず認定は間違いないと踏んではいます。
しかし、あくまで私個人がそう思っているだけなので実際はどうなのか?をきちんと調査されます。
認定されるための証拠を揃えて待っておきましょう。
精神疾患になられた方へ
仕事が原因で、こころの病気になった方。
とても苦しい思いをされていると思います。
そんな状態で労災の申請するのは大変かと思います。
そんな時は少し休んで、それからで良いです。
労働による災害なのに、費用は自分持ちだなんてそんな馬鹿げた話はありません。
労災にするとうるさく言う会社もありますが
そもそも労災隠しは犯罪です。
しっかり労働者の権利を活用してお金を返していただきましょう。
労働者のお金関係の記事となりますがよろしければこちらもご一読ください。
労災は認定されるまでが長いです。
最低でも3ヶ月はかかるそうですので、
その間の収入が無い方は傷病手当申請について教えてくれますのでご確認ください。
お金の話になってしまいましたが、
根本的には金の事を気にせず
自身のこころを休めることが大事ですので
心配事はひとつずつ無くしていきストレスフリーにしていきましょう。
労災ついて詳しく調べたい方は
無料相談に乗ってくれる
弁護士事務所もありますので、
信用できる近場の事務所を探して
相談してみるのも良いです。
ただ気を付けたいのが、
会社にけんかを売るわけではなく
まっとうな労働者の権利を主張する。
その姿勢を貫いたほうが良いと思いますので
お気を付けください。